WordPress(ワードプレス)のデータを簡単にバックアップ、復元できるプラグイン、Updraft Plus (アップドラフト・プラス)の使い方についてまとめました。
育てたブログが消える前にUpdraft Plusでバックアップを取りましょう!
もくじ
Updraft Plusの優れている点
- WordPressのデータを丸ごとバックアップして復元できる。
- 「データベース、プラグイン、テーマ、アップロードファイル、wp-contentディレクトリ」のバックアップと復元が簡単にできる。
- バックアップの保存先は、様々なオンラインストレージサービスやFTP接続に対応。
- バックアップのスケジュール設定やデータ保持数を設定できる。
- 日本語に対応しているのでわかりやすい。
対応している保存先
- UpdraftPlus Vault
- Dropbox
- Amazon S3
- OpenStack
- Rackspace Cloud Files
- Google Drive
- DreamObjects
- Eメール
- FTP
- SFTP/SCP(有料版)
- WebDAV(有料版)
- Microsoft OneDrive(有料版)
- Microsoft Azure(有料版)
- Google Cloud(有料版)
インストール方法

WordPressの管理画面から「プラグイン」→「新規追加」と進み、「Updraft Plus」で検索しすれば出てきます。
バックアップの保存先はGoogle Driveがおすすめ
バックアップの保存先はGoogle Driveがおすすめです。Google Driveなら15GBまで無料で使えて、使い方も簡単です。
FTPでエックスサーバーやロリポップ!サーバーに保存しても良いですが、サーバーの中にはUpdraft Plusとの相性が悪いものもあるようなので、Google Driveに保存することをオススメします。Dropboxでも良いと思います。
Updraft Plusの基本的な使い方
管理画面の場所

WordPressのダッシュボードから、「設定」>「UpdraftPlus Backups」と進めば管理画面に入れます。
スケジュールの指定
Updraft Plusの設定画面で「設定」を選択すると以下のように表示されます。

おじさんは「ファイルのバックアップスケジュール」、「データベースのバックアップスケジュール」ともに「1日おき」、「14回分を保持」という設定にしてあります。
この設定はどれだけ頻繁に記事を書いているかによって変わってきます。
おじさんはこの記事を書いている時点ではほぼ毎日更新しているので、バックアップも毎日とるように設定しています。
1日おき、14回分というのは2週間分のバックアップを保持しておくということです。14回分を超えた場合は、古いものから削除されていきます。
保存先の設定
スケジュールの指定が終わったらバックアップの保存先を設定しましょう。ここではおじさんがオススメしているGoogleDriveでの設定方法を説明します。
Google DriveはGoogleアカウントを作成すると自動的に使えるようになります。
Googleアカウントをお持ちでない方は以下の記事を参考にしてアカウントを作成してみてください。
保存先を選択

スケジュールの指定の下の方にスクロールすると「保存先を選択」があります。設定方法はどの保存先を選んでも基本的には同じだと思います。
「GoogleDrive」を選択すると以下のように表示されると思います。

ここは現時点ではいじらなくてOKです。さらに下のへスクロールしてください。

メールアドレスを登録するとレポートを送信してくれます。バックアップがうまくいかなかった場合にメールで気付きやすくなるのでチェックを入れておくことをオススメします。
ここまできたら「変更の保存」をクリックしてください。
Google Driveの認証
バックアップの保存先をGoogleDriveなどの外部ストレージにしていると以下のような画像が表示されます。

これは外部ストレージを使うことを認証するためのリンクです。赤枠内のリンクをクリックしましょう。

今度はGoogleDrive側で認証を求められるので、「許可」をクリックしましょう。

GoogleDrive側の認証を許可すると、UpdraftPlusのページに飛びます。「Complete setup」をクリックするとWordPressの管理画面に戻ります。
認証がうまくいかない場合の対処法
認証が終わると、WordPressの管理画面に戻ります。このとき下の画像のように表示されることがあると思います。

「成功:Google Driveアカウントを認証しました。」とありますが、その下には「まだGoogleからのアクセストークンを取得していない。〜〜」となっています。
これは、さきほど行ったGoogleDriveの認証がうまくいかなかったということです。この場合は以下の方法で対処しましょう。
まずはUpdraft Plusの設定画面で「設定」を選んでください。以下の画像の場所を探してください。

赤枠で囲まれた場所にあるリンクをクリックしてください。すると、さきほどのGoogleDriveの認証と同じような流れになるので、進んでいってください。そうすればうまく認証されるはずです。

認証がうまくいけばこのようなメッセージが表示されます。さきほどの「まだGoogleからのアクセストークンを取得していない。〜〜」というメッセージが消えていますね。
これでGoogleDriveの認証は完了しました。
手動でバックアップする方法

手動でバックアップするには「現在の状態」を選択し「今すぐバックアップ」をクリックしてください。

ここはとりあえず全部チェックを入れておきます。「今すぐバックアップ」をクリック。

バックアップ作業が始まります。早ければ1〜2分で終わります。

こんな感じで表示されればバックアップは完了です。
バックアップが正常に行われると以下のように一覧に表示されます。

Google Driveの方にもちゃんとバックアップファイルが入っているのがわかります。

手動で復元する方法

手動で復元するには「現在の状態」を選択し「復元」をクリックしてください。すると、バックアップの一覧が表示されます。

日付を見て復元したいバックアップを探し、「復元」をクリック。

復元したいものを選択して「復元」をクリック。画面の下の方に「Restore successful!」と表示されれば、データの復元が完了です。
バックアップと復元の練習は初期段階でやっておいた方が良いと思います。記事を大量に書いてから初めて操作してミスしたら取り返しがつきませんからね。
まとめ
以上でUpdraft Plusの基本的な使い方の説明は終わりです。最後にまとめておきます。
- Updraft Plusならバックアップ、復元が簡単にできる
- スケジュール指定も簡単
- 保存先はGoogle Driveがおすすめ
- Google Drive認証でうまくいかないときがある(対処法あり)