雑記

国民年金制度について詳しく解説(お得な情報もあるよ)

最近、年金もらえないとか2,000万貯めとかないといけないとかいう話題が盛り上がってたので「国民年金」についてまとめてみました。これさえ読めば国民年金マスターになれます

99%もらえると思いますが、年々負担は増え、もらえる額が減っていくのはほぼ確定です。そして、これから先もしばらくはそれが続くのもほぼ確定です。理由は人口が減るから。特に年金払う世代の人口。

参考:日本年金機構

損益分岐点は75歳

令和元年時点での国民年金制度では、年金保険料の支払いは月額16,410円です(*)。1年だと196,920円。約20万円です。

一方、給付額は年額780,100円(満額で)です。

この時点でお得ですが、寿命の問題があります。

上記の給付額は20才〜60才までの40年間の保険料を全て納めた場合の金額で、その40年間で合計いくら納めるかというと7,876,800円です。約800万円。

これを給付額で割ると、7,876,800÷780,100≒10.1なので、大体10年で元が取れる計算です。現在のところ給付年齢は65歳からとなっているので、75歳まで生きれば元を取れます。日本人の平均寿命が80歳くらいなのでまぁ多くの人はトントンないし、ちょい得ですね。

Twitterで「年金もらえない」と言ってる人が散見されますが、そんなことはないと思います(たぶん)。ただし、繰り返しますがもらえる額が減る可能性は十分あります。というか濃厚。二郎くらい濃厚。

*年金機構のHPを見ると保険料は17,000円で、実際の支払額は16,410円となってます。590円どこ行ったの?w知ってる人はコメント欄に書いてくれると助かります(読者が)。

2,000万貯めなきゃいけないのは95歳まで生きた場合

ニュースで話題になってたやつですが、金融庁が試算した内容をまとめるとこんな感じです。

・現在60歳の人の4人に1人は95歳まで生きる
・95歳まで生きるには夫婦で2,000万の貯蓄が必要
・少子高齢化で年金給付額が減る
・年金だけじゃなく資産運用したほうが良い

年金もらえなくなるとはどこにも書いてないのよ。当たり前だけど。

どっちかっつーと、前もって起こる可能性が高いリスクを教えてくれてるのでは。

参考:金融審議会 「市場ワーキング・グループ」報告書 の公表について

これに書いてあるiDeCoとか積立NISA、良いのでみんなやると良いと思います。これもあとでまとめようかな。

年金は早めにもらうこともできる

国民年金をもらうことができるのは基本的に65歳からですが、給付時期を早めて60歳からもらうことが可能です。その代わり年間給付額は最大30%減ります。

例えば給付を5年早めて60歳からもらったとすると、年額は546,070円です。先ほどと同じように計算すると、7,876,800÷546,070≒14.4年。元を取るには結局、74.4歳まで生きれば良いってことですね。

75歳まで生きれば60歳からもらおうと65歳からもらおうと同じですが、それ以上生きる場合は65歳からもらった方が年間約23~4万お得ってことですね。

ちなみに、早くもらう場合は60歳〜64歳11ヵ月の間で給付開始時期を選択できます。開始時期に応じて減額されますが、すでにお分かりの通り75歳まで生きた場合はいつ給付を開始しても、もらえる合計額はほぼ同じです。

70歳から給付開始にすると42%増える

給付開始時期を60歳1ヶ月〜70歳の間に遅らせることもできます。その場合、もらえる額が増えます。

70歳給付開始にすると42%増額なので、年額1,107,742円もらえます。

さて、先ほどの合計で支払った保険料をこの額で割ってみます。7,876,800÷1,107,742≒7.1。ということで、77歳まで生きれば元が取れます。

「あれれ〜、変だなぁ。給付開始を遅らせた方が損するみたいだねぇ」

とコナンくんもビックリの計算結果です。まぁ1〜2年の差なので大したこと無さそうですが。

ここも早めにもらうのと同じく77歳以降はこっちの方が、年額約33万円お得です。

戦略は「いつ死ぬか」と「いつまで働くか」次第ですね。いつ死ぬかはコントロールできないとして、60歳でリタイアしてそのあと一切働く気がないなら早めに給付開始した方が良さそう(ただし75歳以上生きる場合)だし、70歳まで働く、なんなら会社経営してるから死ぬまで働くって人は遅らせても良いカモですね。

半額納付でもOK。何なら1/4でも。

国民年金にはそのほかにも、免除や半額免除、半額納付などの制度があります。家計が厳しく保険料を納付できない人用の制度ですね。

例えば、半額納付は保険料を半額だけ納付する制度ですが、この場合、当然もらえる額は減ります。

この制度の良いところは、半分でも納付合計月数に含まれるということです。

国民年金をもらうには最低でも10年、120月の保険料を納付している必要がありますが、半額納付でもその納付合計月数にカウントされます。なので、全額収めるのがキツい場合は最悪1/4でも納めておけば年金受給資格の月数カウントは増えていきます。減額になるけど。

受給額の計算式は以下の通りです。

400円上乗せすると年額96,000増える

国民年金は「付加年金」という制度があります。毎月の保険料に400円上乗せすると受給額が最大で年額96,000円増えます。

最大と言っているのは、上乗せした月数によって増額分が計算されるからです。以下、計算式です。

付加年金は物価スライドがないので、将来物価が高くなった場合でももらえる額は調整されません。逆もまた然り。というか逆はあまり起こらないと思うので、その点では若干損してる感ありますね。とは言え、2年間で元が取れるので、やっておかない手はないですね。

400円てコーヒー1杯くらいですしね。

後納制度は平成30年で終了

国民年金は後納もできたんですが、平成30年9月30日を持って終了しました。これ、便利なので復活しても良い気がしますね。

2年分まとめて納付すると15,000円お得

国民年金は2年分まとめて納付することができます(2年前納制度)。口座振替で2年分納付すると合計で379,640円ですが、普通に毎月納付するより15,000お得です。4%ほどお得になるのでこれはデカいですね。

となると、2年前納制度と付加年金のコンボができるのか気になりますね。日本年金機構のHPを見てもよくわからないので、今度メールでも送ってみますかね。

年金制度は破綻するのか

今の所、その兆候はないです。何度も言いますが、保険料は確実に上がっていくと思いますし、給付額は減る可能性が高いですが。

なぜそう言えるのかですが、公的年金の収支状況を見ればわかります。

これを見る限り、積立金は年々増えていますし、運用益も毎年プラスです(ギリですが)。なので、よほど変なことをしない限り10年とか20年は大丈夫だと思います。

2018年時点での20歳〜60歳と65歳以上の人口比は大体2:1です。例えばこれが1:1になった場合、給付額780,100円を維持するには単純計算で2倍の保険料(月32,820円、年393,840円)を払わないといけません。これはキツい。

でも、そこまでひどいことにはならなそうです。いっても3:2くらい。それでもキツそうですが。

平均寿命が伸び続けていることと、少子化してることから考えてこの比率は確実に悪化するのは間違いないです(何回も言うけど)。

参考:総務省統計局

若いうちは保険料を安くすれば良いのでは?

年金保険料って基本的にみんな同じ額払ってるって認識であってます?間違ってたらこっそり教えてください。

若い世代、例えば新卒社会人が月額16,000円〜17,000円払うのは結構きついと思うんですよね。手取り20無い中での16,000円はデカい。16,000円あれば10日は食える。

一般的に給与は45〜55歳くらいでピークになると思うんですが、そういうのに合わせて保険料を変えれば良いんじゃないかと。そうすれば、若い世代も国民年金払おうかなって人も増えそうじゃないですか?

最初は月5,000円とか。

ドコモ、au、ソフバンあたりにうまいことお得に見える料金プランを考えてもらえば良いんですよ。「月額5,000円で将来780,000円もらえる!ギガ年金プラン!!!(*支払額は初年度のみの額。もらえる金額は年額表示。)」みたいに。

当然、こういうアイデアは出まくってると思いますが、なんかうまくいかなくなりそうな要因があるのかもしれないですね。思いついた人はコメント欄に書き込んでくれると助かります(みんなが)。

ということで、国民年金についてのまとめでした。